グリンリーフ株式会社創業 50 周年・
株式会社野菜くらぶ創業 20 周年祝賀会
280 名余のお客さまをお迎えし、盛大に祝賀会を開催!
このたびグリンリーフ株式会社が創業 50 周年を、株式会社野菜くらぶが創業 20 周年をそれぞれ迎えたこと から、両社は去る 3 月 14 日ホテルメトロポリタン高崎において、祝賀会を開催いたしました。
式典---各界の皆さまよりの、ご祝辞を賜りました
グリンリーフの澤浦会長(澤浦社長の実父)が赤城山の中腹を切り拓き、農業を始めたのが 1962 年。その 30 年後の 1992 年、新しい時代の農業を築こうと野菜くらぶが創業されました。春を迎えた 3 月、両社のために全国から 280 名余ものお客さまが足を運んでくださいました。
祝賀会一部の式典は、グリンリーフ株式会社専務取締役、君田利之の開式の辞で幕を開けました。まずごあいさつに立ったグリンリーフ株式会社・野菜くらぶ株式会社代表取締役社長の澤浦彰治は、母親が台所でミキサーでこんにゃくを作るところを見て、「機械がなくても、これでできる」と製造が始まり、その後さまざな方々のご支援で今日に至ったことを、ときおりこみ上げるものを抑えながら話しました。
次に、これまでお世話になった各方面の方々を代表する、3 名の方からご祝辞を賜りました。最初に登壇された農林水産省関東農政局局長の佐藤和彦様からは、「お世辞でなく関東圏で農水省としても応援したい農業者を挙げると、澤浦さんが 5 本の指に入ります。農業経営、地域への貢献、人材育成などさまざまな意味で大変な実績があります。今後ともご活躍をお祈りいたします」とご祝辞を頂戴しました。また地元でお世話になっている群馬銀行沼田支店支店長の大林浩二様、野菜くらぶを創業するきっかけを作ってくださったらでぃっしゅぼーや株式会社代表取締役副社長の小関純様からも、ご祝辞を賜りました。
スライド上映
会場が暗くなり、スクリーンにグリンリーフと野菜くらぶの歴史を刻んだスライドが映し出されました。開拓期の写真、手作りこんにゃくの作業、野菜くらぶの創業、独立支援プログラムの開始、収穫祭、生産者、従業員など、ほとんど全員が登場するスライドに “♬ここに明日はある、ここに希望はある”(「風が吹いている」いきものがかり)という歌詞が重なり、見る人の心に迫ります。会場が感動に包まれる中、野菜くらぶの毛利嘉宏専務取締役の閉式の辞によって、式典を終了しました。
君田利之
澤浦彰治
佐藤和彦さま
大林浩二さま
小関純さま
毛利嘉宏
記念講演---「農業における栄えるための方程式」緒方知之氏
緒方知之氏
第二部は記念講演として、ジャーナリストであり月刊『2020 Value Creator』編集主幹である、緒方知之様に、「農業における栄えるための方程式」という演題でご講演をいただきました。
緒方氏はデジタル化に乗り遅れたコダック社などを例にとり、「日本の農業も世の中の変化についていけなくなったから、今の状態になってしまったのです。今の食は、舌においしく、目に美しく、さらに脳で安全と思えるものが求められています。これに農業はどれだけ応えているでしょうか」と現在の日本の農業に疑問を呈し、これを乗り越えるには「変化対応、自己革新、自己客観」の 3 つが必要と説きました。またどんな商売にも必要なものとして「心=理念、技=技術、体=システム・企業の文化」を挙げられ、さらに大相撲の世界では本来「心気体」であり、「何でも、やる気をなくした者はどうにもなりません。変化はチャンスととらえ、頑張っていただきたい」と講演を結ばれました。
祝宴---こんにゃくなど自社素材を使用した懐石料理に舌鼓
休憩をはさんで祝宴です。農事組合法人佐原農産物供給センター代表理事である香取政典様、株式会社サカガミ代表取締役の坂上和也様よりお祝いのお言葉をいただき、群馬中小企業同友会代表理事の古都登様に乾杯の音頭をおとりいただいて、いよいよ祝宴が始まりました。
今回のおもてなし料理には、こんにゃく、漬け物、野菜など両社の生産物が盛り込まれています。彩りよく盛りつけられた前菜には有機黒蒟蒻の香煎揚げ、煮物には蕪と小巻き芋しらたき入り和風グラタン、焼き物には有機白蒟蒻の味噌漬けが加えられ、お食事、デザートにいたるまで、両社の素材をご堪能いただきました。
群馬を中心に活躍するシンガーソングライター、RICO(リコ)さんが壇上に登場すると、その伸びやかな声に会場の雰囲気が一気に和みました。お酒も進む中、これを機会にと名刺交換されたり、仕事や思い出話に花が咲きました。最後に株式会社モスフードサービスの由井誠一様にご登壇いただき、みなさまに三拍子で祝っていただき、午後 5 時無事終了となりました。
自社素材を使った料理
香取政典さま
坂上和也さま
RICO さま
由井誠一さま