生かされていることへの感謝
私たちの命は、すべて植物や動物の他の命を得ることで、支えられています。その食べ物は動物でもみな植物を介して、そして植物は根から大地の恵みを吸収し、太陽のエネルギーを光合成することで生命を育んでいます。つまり私たちの命はすべて土と太陽の恵みからできています。健全な命を育むためには健全な食べ物を取ることであり、その元である健全な土づくりが不可欠です。さらに健全な土づくりは、健全な人がいなければ実現しません。大きな自然循環の中に、人も組み込まれているのです。
農業の6次産業化=1次×2次×3次産業
私たちが考える農業は、畑からお客様が食すまでを農業と捉えています。その間にいろいろな人たちの手を介して、届けられています。スーパー、中食、外食、惣菜加工、もちろん運んでいただく運送業も欠かせません。そんな中まず畑で野菜を栽培しなければ、ことは始まりません。求められる農産物を生産すること。そして、それを無駄なくお客様に食べていただくよう、志を同じくする他産業の方々とも連携し、新たな価値の創造をしていきます。
お客様の豊かさと幸福に貢献します
私たちが、社会的・経済的・健康的に充実するためには経済的自立が必要です。みんなに喜んでもらえる農業をし、必要とされる農業者になることで、自己の成長と経済的自立を得ることが目標です。私たちの生産する農産物は、人々の健康を考え食卓を豊かにする食物でなくてはなりません。そのために、なにが健康によいことか常に考え行動します。
次世代に繋ぐ農業をします
経済環境、地球環境、地域環境を良くしていかなければ永遠の繁栄はありません。私たちは農業経営でのエネルギー消費を抑え、資材のリサイクルを常に考えます。継続的農業を目指すためには、後継者の育成と経営的に成り立つ職業としての農業を確立しなければなりません。そのために、数値化した計画・実践・反省を繰り返します。
産直での農産物の安定供給体制づくり
農作物を育てる基本は適地適作と土づくりです。栄養価が高く農薬使用量が少ない農産物を生産するには、できるだけ夏の適地、冬の適地、春秋の適地で農業をすることです。また、そうすることで産地が分散でき、天候のリスクを回避して、お客様への通年での安定した農産物の供給ができるようになります。私たちは生産者として、誰が作った農産物か責任を持って届けられる産地直送の概念で、青森、群馬、静岡、島根と全国ネットワークを作ります。
人財育成、後継者育成。次世代に繋ぐ
今、農業に興味を抱く若者は数多くいます。しかし、その入口が高すぎ断念する人が多いのも現実です。私たちは「独立支援プログラム」を制定し、これまでに10名の研修生を受け入れ、2名の新規就農者を育てました。これからもぞくぞくと就農者を増やしていきます。農業をやりたい人が素直にできる環境作りを目指します。そしてこの就農者たちが全国で活躍し、当社の理念を地域に、次の世代に伝えていきます。