わたしたちのからだを作るもの、食べるものはすべて、自然からの恵みです。わたしたちは土や太陽、水、空気の恵みによって生かされています。人間も自然の一員。その一員としての仕事とも言える農業には、考え直すことがたくさんありそうです。
高齢化や農業人口の減少など、多くの問題を抱える日本の農業。その中でわたしたちは「片手に理念、片手にそろばん」を合言葉に、安心安全な農産物とその加工食品を、農家の暮らしの成り立つ価格でお届けしています。農家を守ることは日本の農業を守り、ひいては食べる人たちの生活を守ることにつながります。
求められる野菜を、納得のいくかたちでお届けする。そのためにわたしたちが選んだ1つめの方法は、"契約栽培"でした。お客さまとの話し合いで年間の生産量や栽培方法、価格を決めるため、あたたかい食卓を思い浮かべながら、手をかけて野菜を育てることができます。2つめは"農産加工"です。農家が食べている野菜の加工品と同じものをお届けしようと、不要な添加物や調味料を使わず、時間と手間を惜しまず作っています。
わたしたちは野菜を、野菜が喜ぶ環境で育てます。その理由は快適な環境で育てると農薬が少なくてすみ、栄養も豊かだから。たとえばレタスは、夏は青森と群馬、春と秋は群馬、冬は静岡で栽培し、年間を通してお届けしています。そこで野菜を育てているのは、私達のグループ理念「感動農業・人づくり・土づくり」に賛同した農家の人たち、㈱野菜くらぶの独立支援プログラムを終了し栽培技術をしっかり身につけた新農業者たち、そして彼らを応援する地元農家の人たちです。
地味豊かな野菜や農産加工品を、食卓にお届けしたい。そのためにわたしたちは、想いを込めて種をまき続けます。