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静岡収穫祭 - 2012 -

6月16日 静岡農場で、200人規模の収穫祭開催!またも、雨‥でも、パワー全開!

名物? 雨の静岡収穫祭、またも‥

ちょっと照れちゃって

おいしかったですか~

朝からしっかり雨、という予報の6月16日、野菜くらぶ静岡農場は、”雨ニモマケズ”収穫祭を開催いたしました。名物となりつつある、雨の静岡収穫祭。「なぜ、梅雨時期に?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるはず。実はレタスやトマトを栽培する静岡農場では出荷は冬がメイン。そのため夏を前にしたこの季節が、いちばん時間のとれる時期なのです。

しかし静岡の沸騰ヤングパワーは、雨なぞものともしません。200人ものお客さまのご来場に向け、集出荷場の選果ラインなどを片付け、コンテナボックスでテーブルとイスを作り、料理の並ぶテントを雨に濡れずに行けるよう配置しました。当日は朝からおもてなし料理の準備を進め、10時を過ぎるとお客さまがご来場。実行委員長、塚本佳子さん(やさいの樹)からごあいさつした後、澤浦社長の開会宣言です。「ここ菊川の地にお世話になって8年。たくさんの人たちに支えられてきました。今日は遠くは兵庫からのお客さまもいらっしゃいます。たっぷり楽しんで下さい」。

初登場のペサ(タイ料理)と、絶品!カツオのたたき

まずは腹ごしらえのお食事タイムです。毎年工夫を凝らし大人気のメニューですが、今年の新登場はペサ。レタスの葉っぱに素麺を入れ、スパイスの効いたトマトとシーチキンの具材をのせて、包んでいただくタイ料理。いまが旬の群馬から、高橋盛雄さんのレタスと竹之内光昭さんのサニーレタスを持ち込み、やさしい酸味のトマト(サングレイス)と、ほんの少しのパクチーがワンポイントです。そして、そして、野菜くらぶの収穫祭に初の魚料理が登場! 今年から仲間に加わった焼津冷凍さんからの、カツオのたたきです。丸々と太ったカツオを豪快にさばき、炭火で皮を焼いて分厚く切り、特製のたれにつけた絶品料理。海なし県の群馬から来た生産者に、「持って帰りたかった〜」と言わしめるほどのおいしさでした。

  • カツオのたたき登場

  • カツオを豪快にさばく

その焼津冷凍さんとグランスカイから差し入れられたミニトマトは、冷やしトマトと串焼きに。氷とともに発泡スチロールの箱に入れられた冷やしトマトは、一度口に運ぶとほとんどの人が「これ、止まらないね」という甘さ。串焼きは柔らかい牛肉と甘めのトマトのコンビネーションが最高。手作り窯で焼くピザも、あたりによい香りを漂わせています。「今日は湿度が高いから、生地がのびちゃうんですよ」と言いつつ、でも上手に焼けていましたよ。トッピングのトウモロコシはソイルパッション、トマトはサングレイス、ナスはやさいの樹、そしてタマネギは群馬のまほろさんからでした。

そのほか大きく切ったキャベツがおいしい焼きそば、トマトの味がよく出ていたトマトスープ、おなじみ群馬の高橋盛雄さんの100%リンゴジュースのほか、静岡県産のお茶とみかんジュースも人気でした。

  • トマトスープチーム

  • トマトと牛肉の串焼きく

  • ピザ窯も手作りく

  • ペサ。お好みで一味を

  • ミニトマトチーム

  • やきそばチーム

  • 自慢の冷やしトマト

  • 新登場のペサチーム

お腹がふくれた頃を見計らって、生産者紹介です。静岡農場の生産者はサングレイス(杉山健一さん)、やさいの樹(塚本佳子さん)、ソイルパッション(深川知久さん)、グランスカイ(杉山祐司さん)、そして今年からメンバーになった焼津冷凍さんです。「みなさんの『おいしい!』が聞きたくて、がんばっています」(グランスカイ、杉本さん)、「冷凍倉庫業から農業に進出しました。お持ちしたミニトマトは自信作です」(焼津冷凍、村松さん)などとあいさつされました。

生産者と消費者、力を合わせて勝ち抜き戦

群馬・竹内弘子さん

趣味は釣りだったかな

生産者の答えは‥

静岡・深川知久さん

そして、お楽しみのゲームがスタート。今年はお客さまに生産者と仲良くなってもらおうと、ちょっと工夫を凝らしました。まず各テーブルで生産者が約15分間、栽培や日々の生活、趣味など自己紹介を兼ねたお話をします。その後、生産者は壇上に上がり、司会者が質問を出します。答えをお客さまと生産者がそれぞれパネルに書き込み、同時に提示し、答えが同じなら正解。つまりお客さまと生産者のコミュニケーションがとれているほど、正解率は上がります。

たとえばテーブルの会話はこんな感じ。お客さま「苦手なものはなんですか?」、静岡の生産者「トウモロコシ」。「ええっ! だって作ってるじゃないですか?」「はい、作るのは大丈夫なんですが、食べられないんです。あと、パクチーも。タイの従業員が内緒で作ってトラックに持ち込まれたりすると、もうダメです」(爆笑)。群馬の生産者は、「いまはレタスの朝取りをやっていて、起きるのは午前3時半、5時15分のトラックに間に合うように収穫します」「寝るのは?」「11時か12時です」「ほとんど寝られないじゃないですか!」「仕事の合間に寝るんです。時間が空けばすぐに横になります」「大変だあ」。

壇上からの質問は、生産している県名と品目は何ですか? 趣味は? 何にこだわって農業をしていますか? 年齢は?。ちなみに趣味はスキー、カラオケ、パチンコなど、こだわりは幸せのトマト作り、土、味、鮮度などでした。一度でも間違えると失格という勝ち抜き戦で、優勝グループにはコンテナボックスいっぱいの野菜セットがプレゼントされ、みなさん満面の笑みでした。

雨を楽しんじゃった、収穫体験でした

ひとしきり盛り上がったところで、いよいよ収穫体験の時間。しかし、雨は降り止みません。トマトはハウスの中ですが、そのほかは露地栽培。でも新鮮野菜を目の前にして、雨ごときにひるんではいられません。全員カッパを着込んで、いざ畑へ! その勢いに、のんびり雨宿りしていたアマガエルやショウリョウバッタが逃げ惑います。トウモロコシ、大根、ニンジン、サラダ菜、チンゲンサイ‥。夢中になって収穫するお客さまの長靴に、たっぷりと水を含んだ畑の土がこびりついていきます。足を取られて身動きできなくなる子どもたちが、「お母さ〜ん、足が抜けないよー」「お父さん、カエル逃げちゃったー」「どろんこ祭りになっちゃったね!」。それでも楽しい収穫体験、畑は笑顔にあふれました。

雨ニモマケズ、どころか、雨を楽しんじゃった収穫祭。来年、雨が降っても、またお出でくださいね〜!

  • あ~あ、座っちゃった

  • どぅわー!雨っ

  • トマト、おいしかったね

  • どろんこ祭り

  • はい、どうぞ

  • もう靴が脱げそう

  • 見えないけど、大根です

  • 実行委員長・塚本さん

  • 静岡の生産者たち

来年もお待ちしています

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